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BDな日々

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ベルギーのバンド・デシネ瞥見  

昨年から今年にかけて白水社の雑誌『ふらんす』で「現代バンド・デシネをめぐる12章」(2015年4月号~2016年3月号)という連載をさせていただきましたが、その『ふらんす』の2016年6月号「特集:日本ベルギー友好150周年 ベルギーを知ろう」に合わせて、「ベルギーのバンド・デシネ瞥見」という文章を書かせていただきました。

IMG_1911.jpg

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バンド・デシネについての日本語の文章は、僕が書いたものも含め、紙媒体にもネット上にもそこそこあるかと思いますが、そういやベルギーのバンド・デシネを概観するものってなかったですよね(僕が知らないだけで、実は既にあったりして…)? 見開きの文章なので、そこまで情報量があるわけではありませんが、『タンタンの冒険』から最近の注目作家ブレヒト・エヴァンスまで、基本的なことを押さえるのに便利な感じになってますので、よかったら覗いてみてください。

『タンタンの冒険』に『スマーフ』、『ラッキー・ルーク』、『闇の国々』など、ベルギーのバンド・デシネで邦訳されているものって、案外あったりするんですが、それでも全BDの中でも最も重要な作品の一つ『スピルー』が未だに翻訳されていなかったり、紹介状況は決して十分とは言えません。『スピルー』は歴史的価値を考えても、どれか1巻だけでも、そろそろ何らかの形で翻訳が出てもいいんじゃないかと思うんですけどねー。

それにしてもベルギーというと、戦前から戦後にかけて、子ども向けBDの最も重要な部分を担ったという印象が強いですが、改めて見直してみると、『ⅩⅢ』なんかに代表されるように、大人向けBDの重要作もかなりたくさん送り出しているんですよね。勉強になりました。

記事の最後にちょっとだけ触れたんですが、僕のお気に入りのベルギーBDに、『カウボーイ・ヘンク』という作品があります。
CowboyHenk.jpg

オリジナルはフラマン語で、フランス語版は翻訳版なのですが、若干アート寄り、シュールでおバカなギャグが最高です。いつか訳せたらいいのですが……。
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バンド・デシネ超入門&電子書籍  

ちょっと前になりますが、海外マンガを電子書籍で配信しているコミックカタパルトさんの特設サイト「バンド・デシネの世界」で、「バンド・デシネ超入門」という記事を書かせていただきました。

バンド・デシネ超入門2

バンド・デシネを何も知らない方に向けて書いたものなので、既によくご存じの方には物足りないかもしれませんが、バンド・デシネに興味を持ち始めたばかりという方、ぜひ読んでみてください。

コミックカタパルトさんは昨年の夏くらいから海外マンガを電子書籍を意欲的に配信されていて、今回バンド・デシネも4作品リリースしています。配信されたのは以下の作品です。

『ミロの世界』
『ZAYA』
『MONIKA』
『アリスク 1 / 秋』

詳しくはこちらのページをご覧ください。僕はこの中で『ZAYA』と『アリスク 1 / 秋』を翻訳しています。立ち読みもできますので、よろしければ覗いてみてください。

さらに、いわゆるバンド・デシネではありませんが、マンガ・スタイルで描かれたフランスの作品『セーブ・ミー・ピティ』も配信されています。日本マンガに影響を受けた作品だと、僕もトニー・ヴァレントの『ラディアン』(既刊1~3巻、ユーロマンガ発行/飛鳥新社発売)を訳していますが、こういう作品は案外たくさんあるのに、なかなか翻訳されません。お値段も手ごろだし、こういう翻訳がどんどん増えるといいですね。

ちなみにユーロマンガもつい最近、電子書籍販売サイトeBookJapanさんで、電子書籍の配信をスタートしました。第1回目のリリース作品は以下の3作品です。

フアン・ディアス・カナレス&フアンホ・ガルニド『ブラックサッド 黒猫探偵』(大西愛子訳)
ジャン=ピエール・ジブラ『赤いベレー帽の女』(大西愛子訳)全2巻
ジャン・デュフォー&エンリコ・マリーニ『ラパス―血族の王国』(山本ゆうじ訳)全4巻

『赤いベレー帽の女』と『ラパス』は、以前、雑誌『ユーロマンガ』に連載された作品ですが、単行本としては刊行されていませんでした。ジブラもマリーニもフランスではよく知られた作家なのに、もったいない…! 今回ようやく彼らの作品をまとめてお手頃なお値段で読むことができるようになりました。くわしくはこちらのページをご覧ください。

ちなみにeBookJapanさんは、既にユマノイドのバンド・デシネもいくつか配信なさっています。

紙のバンド・デシネの翻訳は、一時期に比べると、ちょっと下火になってきた感がありますが、こんな風に電子書籍が増えていくのもおもしろいかもしれませんね。今後の展開に注目です。

category: 日記

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